介護とごはん②
介護に関係の深い「食事」や「食べ物」に関するつれづれを掲載していきます。みなさんに「楽しい」「うれしい」介護とごはんのひとときが訪れますように。
エピソード1:焚き火仙人の食事制限記②
【あらすじ】
某Tomoneel社員の家族「焚き火仙人(アウトドア好き。焚き火プロ級)」糖尿病を長年患い、ついに医師から厳しい食事制限を言い渡されます。困ったのは食事を作る係の弟子Aと弟子B(ふたりとも仙人の家族)。はじめての制限食。どうするの?!
主治医の指示で栄養指導室に入った仙人と弟子A。さっそく指導がはじまります。
栄養士「仙人さんは長年の糖尿病で腎臓がボロボロになってます。このままだとおしっこが作れなくなって命に関わります。食事内容をきちんと管理することで、腎臓の負担を減らし、機能を維持することができます。」
弟子A「ええっ、どんな食事をすればいいんですか?」
⭐︎呪文ですか?一日あたりの栄養成分
栄養士「仙人さんは、1日あたり1800キロカロリー、たんぱく質60グラム、塩分6グラム以内になりますね(ほんとは水分制限もあるけど割愛)。」
仙人「…(?)」
弟子A「?!それってどうやって分かるんですか…??」
栄養士「この本を見て、食材ごとに栄養計算をして、一日あたりの各栄養成分が基準以内におさまるようにするんですよ。例えば、茶碗1膳のごはんは熱量は約300キロカロリー…(以下説明が延々と続く)」
弟子A「Σ(゚д゚lll)(いや正直ワケ分からん)」
⭐︎これからごはんはどうするの
夕方、「腎臓病食品交換表」と書かれた分厚い辞典のような本を持って、途方に暮れた弟子Aが帰宅しました。話を聞いて弟子Bも絶句。
弟子B「…とりあえず、今晩の仙人のごはんは何出したらええんかな、ヘルシーそうなやつ?うどんとか?」
弟子A「うどんはぜんぜんダメみたい。塩分高いし、水分多いし、ほぼ炭水化物しかとれないって言うてたわ」
何だか2人は焚き火仙人に普通にごはんを出すのが怖くなってきました…。(続く)
※このサイトの記事は個人の経験談などに基づいており、提供される情報の正確性や完全性を保証するものではありません。健康に関する決定を行う際は、必ず医師や管理栄養士など専門家の指導のもと行ってください。
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